馬公愚 ば・こうぐう
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百鴻(おおとり) 振翮(羽を大きく振って)し、天表に遊ぶ。 | |
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万雪 飄香(旋風に吹き上げられて)し、画室に入る。 | |
27p×133.5p聨 |
光緒15年(1889)生〜不明 製作年 不明 |
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冷翁・畊石簃主と号した。浙江省永嘉の人。上海に住み、西冷印社の社員。200余年に渡る金石書画の収蔵の家柄で、幼くして家学を学び、詩文に工で書画篆刻に秀でた。楷草書は鍾・王の法を取って、筆力潭厚にして気息醇雅である。画は山水・花卉・虫魚を得意として、超逸古淡である。 民国元年(1912)、永嘉啓明女学を、民国3年(1914)、東甌美術会を、民国18年(1929)、中国芸術専科学校を創設した。その後、各種の展覧会で活躍し、美術振興に寄与し、上海美術会理事・中国画会理事・中華芸術教育社常務理事・上海美術館籌処設計委員・存徳中学董事長等を勤めた。 著に『応用図案』『書法講話』『書法史』『公愚印譜』『書画集』『畊石簃雑著』等がある。 |