童大年 どう・たいねん

咸陽秦造作
 咸陽は秦の造作にして
中散楚明光
 中散は楚の明光たり
32.5p×131p聨

同治12年(1873)生〜歿年調査中
製作年  1945年(73歳)
字は心盦、幼来・性涵・醒庵などと号した。江蘇省崇明の人。書・篆刻に秀でた。西泠印社の社員。呉昌石と好友した。その篆刻の刀法は、呉昌石が破刀法であるのに対し、大年の刀は工細工整の路を走った。また、その書は、線は点の連続であるとし、力強く律動的である。

童大年について指導を受けた際の陶寿伯先生直筆のメモ


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