曽煕 そ・き

既濟乃定具徴易理
 既済(物事がすでに出来上がったかたち)乃(すなわち)定まり 具える易理の徴(きざし)を
大極不動斯為神功
 大極(万物の根源)は不動にして 斯(これ)神功(かみわざ)と為す
35p×167p聨

咸豊11年(1861)生〜民国19年(1930)歿
製作年  1921年(61歳)
 字は子緝、俟園と号した。晩年には農髯と号した。湖南省衡陽の人。光緒29年(1903)の進士。以前、李瑞清と京師に官を同じくし、共に書学に励んだ。かれは石鼓文・夏承・華山太傳・右軍大令を学び、特に鶴銘を最も好んだ。かれは碑法をもって帖に入り、方円を融合して一家を成した。
 弟子に張大千がいる。


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