何維樸 か・いぼく

安得松濤聽虚榭
 安(いずくん)ぞ松涛を得んは 虚榭(人のいない高い建物)にて聴く
曽倩花枝當酒籌
 曽(かつ)て倩(うつく)しい花枝は 酒籌(杯=杯が重なっている)に当たる
39p×145p聨

道光22年(1842)生〜民国11年(1922)歿
製作年  不明
 何紹基(子貞)の孫。字を詩孫といい、秋華居士・盤止と号した。湖南省道県の人。副貢出身で、官は副榜宮内閣中書、浙江省の知府に至った。家学をうけて書法を善くし、画・詩・篆刻にも工であった。その書は何紹基を模し、また画は山水に秀で、民国後、上海に移り画を売って生活し、すこぶる名声を得た。


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