黄山壽 こう・さんじゅ
|
雅言(角のとれた綺麗な言葉) 詩書 執礼 | |
『論語』述而に「子所雅言、詩書執礼、皆雅言也」(子の雅言する所は、詩書執礼、皆雅言なり)とある。 | ||
|
益友(交際して自分に有益になる友人) 直(正しい人)諒(誠実な人) 多聞(見識の広い人) | |
18.5p×80.5p聨 | 『論語』季氏の句。 |
咸豊5年(1855)生〜民国8年(1919)歿 製作年 不明 |
|
字を旭初・勗初といい、旭遅老人と号した。江蘇省武進の人。画を善くし、10余歳にして「改七薌畫本」を臨模してその神貌を得た。人物・士女を工として古雅研秀であり、併せて花鳥・山水は気韻清逸、墨龍は紙上に騰躍するという。 また、書は石門頌を学び真を得、漢隷を得意とした。晩年、上海に寓居した。彼の履歴は『海上墨林』をはじめ多くの書物に残されている。 |