吉澤 義則 よしざわ よしのり
   


先逢(=先に)阮籍
臥就(=寝付く)劉伶

めつらしき
ひかりさしそ

盃は
もちなからにそ
千代も
めくらめ

《阮籍》210〜63 魏の文人。尉氏(河南省)の人。竹林七賢のひとり。字は嗣宗。老荘の学問を好み、形式的な世俗のきまりや習慣をきらった。酒と琴を愛し、散騎常侍を経て大将軍になった。著に『詠懐詩』『大人先生伝』『達荘論』などがある。

《劉伶》西晋の文人。字は伯倫。竹林七賢のひとりで、酒を好み、いつ、どこで死んでもよいように、従者に墓掘り用のくわを持たせて歩いたといわれる。『酒徳頌』を著す。


めづらしき ひかりさしそう 盃は
もちながらにぞ 千代も めぐらめ
50.5p×35.8p

明治9年(1876)8月22日生〜昭和29年(1954)11月5日歿
 国語・国文学者で、歌人。京都帝国大学名誉教授・文学博士。
 愛知県名古屋に生まれる。旧姓・木村。東京帝国大学国文科卒、同助手、広島高等師範学校教授、1908年京都帝大助教授、1918年文学博士号を授与され、1919年教授、1936年定年退官。
 学生時代に「若菜会」で活躍、その後は国語・国文学の研究に従ったが、雑誌「帚木」、歌集『山なみ集』等創作活動も意欲的に行った。
 訓詁学の基礎を築いたほか『源氏物語』の研究をし、学者として初めてその現代語訳を行い、谷崎潤一郎もこれを参考にした。
 書にも優れ、著作も多数ある。

推奨サイト
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E6%BE%A4%E7%BE%A9%E5%89%87
http://wpedia.mobile.goo.ne.jp/wiki/%8Bg%E0V%8B%60%91%A5/
http://mpcp.hp.infoseek.co.jp/yoshizawa_kokugoshi/


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