宇野 哲人 うの てつと
   

遠上寒山石徑斜
白雲生處有人家
停車坐愛楓林晩
霜葉紅於二月花
  杜牧 山行
遠く寒山に上れば石徑斜なり 
白雲生ずる処 人家有り
車を停めて坐ろに愛す 楓林の晩
霜葉は二月の花よりも紅なり
  
130p×32.5p

明治8年(1875) 11月15日生〜昭和49年(1974)2月19日歿
制作年  昭和42年(1967) 93歳
 明治・大正・昭和期の中国哲学者。熊本市生まれ。百歳まで生き、晩年に至るまで、精力的な活動を続け、学会の長老として活躍した。儒家思想を中心に、中国思想、とくに宋代の中国哲学を専攻。
 東京帝国大学漢学科卒業。東京高師・東大教授・東方文化学院院長をつとめ、昭和24年(1949) 実践女子大学初代学長に就任、翌年には短期大学学長を兼任した。
 穏やかな人柄で、わが国における中国哲学研究の権威。主著『支那哲学史講話』『儒学史』など。
 「九十三翁宇野哲人書」の下に、白文の「宇野哲人」、朱文の「孝明」の落款印が押されている。

推奨サイト
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E9%87%8E%E5%93%B2%E4%BA%BA
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B1%A7%CC%EE%C5%AF%BF%CD


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