大雅堂 定亮 たいがどう さだすけ
   

暁霜如雪満枝々
人忍春寒早起時
青帝猶容青女虐
林紅園紫半傷萎
甲申春暁即目
暁霜 雪の如く 枝々に満ちる
人 春寒を忍 早起の時
青帝(=春をつかさどる神) 容を猶(のば)し 青女(=霜の神)(しいた)げる
林紅 園紫 半ば傷つき萎(=しおれる)える
 甲申(1884年)春暁即目(=目に触れる)
22.8p×12.4p

天保10年(1839)生〜明治43年(1910)歿
制作年 元治元年(1884) 46歳
 画僧。京都の人。大雅堂清亮(月峰の次男、画家で京都双林寺第三十七世住職、1807〜1869)の子。金玉山房と号した。俳句や和歌を能くし、風流閑雅を好んで、悠々自適の生活を送った。
 著に『詩学金粉』(明治17.12出版)がある。
 引首印は「佛痴」、「六明道士大雅堂定亮」の左に、白文の「定亮」、朱文の「大明?士」の落款印が押されている。

推奨サイト
http://www.shibunkaku.co.jp/biography/search_biography_aiu.php?key=x&s=1420


参考文献一覧      HOME