曽根翠苑 そね・すいえん
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春前の柳葉 春を銜みて翠に。雪裏の梅花 雪を帯びて妍なり。 | |
34p×135p |
大正12年(1923)8月11日生〜平成12年(2000)7月18日歿 制作年 昭和45年(1970) 48歳 | ||
墨田座本所に生まれる。昭和18年2月に21歳で浄土真宗本願寺派本願寺に於て得度、27年7月に本願寺派教師に任命され、同年9月に覚童山誓招寺の住職となる。 昭和25年3月、25歳で松本芳翠先生に入門。昭和27年5月には第1回書海杜展に委員として出品、昭和34年に日展に初入選を果たした。その間に慈芳書道會を創立した。昭和40年には書海杜展審査員、41年に東方書道院同人推挙、47年に(財)書海杜理事、54年に墨田区書道連盟理事長、58年に墨田区文化連盟理事長、平成元年2月讀賣書法會理事、第6回展審査員となり、また日本書道教育会議役員として成田山全国競書大会の中央審査員として尽力した。 平成9年12月、芳翠先生27回忌を期して書海杜同人會を再興し、幹事長に推され、平成11年8月の書海誌発刊900号の祝賀行事を成功に導くなど、先生の功績は永く書海杜の歴史に銘記される。 |