関口 黄山 せきぐち こうざん
   

一片霜根濕未乾
清風吹下玉琅玕
紅塵不入花堪賞
愛竹平安曉色寒
竹題
一片の霜根 湿 未だ乾かず
清風吹き下ろして 玉 琅玕(=真珠に似た美しい玉)
紅塵(=世間の雑事)入らず 花 賞に堪え
愛竹平安 暁色寒し
   
33.6p×136.5p

享保3年3月6日(新暦1718年4月6日)生〜延享2年4月18日(新暦1745年5月19日)歿
 関口金鶏(篠田行休)の子。名は忠貞。字は世篤。通称は貞助・嘉平。江戸出身。関思恭に学ぶ。漢字の書体に精通し、上代の音韻も研究。著作に『篆彙』『皇和音韻』がある。
 「黄山敬」の下に、白文の「?之」、朱文の「黄山」の落款印が押されている。

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