中井 櫻洲 なかい おうしゅう
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安土山 観音寺に連なる 英雄の遺跡 太(はなはだ) 蕭閑たり 水烟(=水上に立つもや)揺曳(=ゆらゆらと揺れ動く) 疎楊(=柳)の外 去って訪れる 琵琶湖上の山 |
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127.5p×41.8p |
天保9年(1838)生〜明治27年(1894)歿 |
政治家・鹿児島薩摩藩士・宇和島藩士。幼名は休之進、通称は弘。18才で脱藩して活躍した。神奈川県判事・東京府判事・駐英公使館書記官・滋賀県知事・元老院議官・京都府知事等を歴任。詩文を能くした。 「櫻洲山人」の下に、朱文の「中井弘印信長壽」、白文の「櫻洲山人」の落款印が押されている。 |