新岡 旭宇 にいおか きょくう
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人の懽心を得て 以て その親に事う。それしかり。(「孝経」孝治章第八) 明治22年 |
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懽心=歓心・驩心。よろこぶ心。うれしいと思って満足する心。 懽…古文では「歡」に作る。 親に事う=問題として扱い、処理する。 |
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148.8p×53.4p |
天保5年(1834)生〜明治37年11月1日(新暦 1904年12月7日)歿。 制作年 明治22年(1889) 56歳 |
陸奥弘前(青森県)の人。名は久頼、字は尚雄・公徴、号を旭宇・大海・静齋・玉翁・天爵居士などと称した。代々の弘前藩士である書家 新岡九郎兵衛の子。 藩校稽古館で蘭学を修め、上田流書家 工藤彦四郎に書法を学び、弘化4年(1847)に江戸に出て、寛永寺春性院に寄宿し、衆僧に書を教授した。 維新後は清国を漫遊して明治17年に帰国し、東京下谷の根岸に居住している。 王羲之の書風を学び、草書と仮名で名声を得た。著作に『筆法初伝』『仮字帖』『書法講義録』『十七帖』『短冊習字帖』『点画三十八法』『蘭亭帖』などがある。 「旭翁」の下に、白文の「旭宇」、同じく白文の「一字尚雄」の落款印が押されている。 推奨サイト http://kotobank.jp/word/%E6%96%B0%E5%B2%A1%E6%97%AD%E5%AE%87 http://www.daito.ac.jp/~oukodou/gallery/pic-483.html http://www.weblio.jp/reference/content/%E3%81%95%E3%82%88%E3%82%8A http://kindai.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/852623 http://kindai.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/852452 http://kindai.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/852967 http://kindai.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/853033 http://kindai.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/853278 |