久保村 黄鶴 くぼむら こうかく
   

空富與神遊
不爲天地因
容身松籟屋
樂命日悠々
富に空しく 神遊に与る
不為(=爲にならない) 天地の因
容身(=自分の身に応じた) 松籟の屋
命を楽しんで 日悠々(=ゆったりとのどか) 
137.8p×33.6p

明治3年(1870)生〜昭和9年(1934)歿
 山形の人。名は秀方、号を黄鶴・景雲・琴堂などと称した。初め書を黒崎研堂に学び、次いで日下部鳴鶴に師事し、山口県師範学校に職を奉じた。豪放な書を好んだ。
 「黄鶴書」の下に、陰刻「久保村秀方印」と陽刻「黄鶴山人」の落款が押されている。

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http://www.daito.ac.jp/~oukodou/gallery/pic-518.html


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