春日井 柳堂 かすがい りゅうどう
   

秦家苛法示餘威
漢氏三章息禍機
俯仰何由遣孤憤
寒燈夜雪讀韓非
偶拈
秦家の苛法(=厳しき法律) 余威(=滅びたあとまで影響を及ぼしている威勢)を示す
漢氏の三章 禍機(=禍の起こるキッカケ)息づく
俯仰(=たちいふるまい)何に由(=由来)する 孤憤(=忠を尽くして世に容れられない憤り)を遣わす
寒灯夜雪 韓非(韓非子)を読む
偶拈
  三章=漢の高祖が、秦の厳しい法治万能主義を廃して、三か条だけの法律を定めた。
133p×32p

明治元年(1968)生
 東京生まれの漢詩人。西川春洞門で、泰東書道院で活躍した。弟子に片山丹山らがいる。
「柳堂居士謙」の下に、白文の「謙字益卿」、朱文の「柳堂居士」の落款印が押されている。

推奨サイト
http://www.geocities.jp/an_do_ryu/t-shodou.2-11.html
http://www.eonet.ne.jp/~zarigani/kilp/kilp26.htm


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