伊豆 凡夫 いず つねお
   

(子張問仁於孔子、孔子曰、
能行五者於天下爲仁矣、
請問之、
曰、恭寛信敏惠、)

恭則不侮、
寛則得衆、
信則人任焉、
敏則有功、
惠則足以使人
(『論語』陽貨 第十七)
(子張が、孔子に仁について質問した。孔子はお答えになられた。
「5つの事を天下で実行できれば仁と言えるだろう」。
子張はその5つの事について教えてくれるようにお願いした。
先生は言われた。それは、恭・寛・信・敏・恵である。)

恭(献上)であれば他人に侮られない。
寛(寛容)であれば大衆の信望を得られる。
信(誠実)であれば他人から信頼される。
敏(敏捷)であれば仕事で功績を上げられる。
恵(利他的)であれば人を上手く使うことが出来るのである。
(孔子が、仁に該当する項目として「恭・寛・信・敏・恵」について分かりやすく説明した章)
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元治元年1月25日(新暦 1864年3月3日)生〜昭和19年(1944)8月3日歿
 富士原出身、陸軍少将。明治14年、東京の陸軍教導団卒業。明治19年、陸軍士官学校卒業。その後、陸軍大学に進み、日清戦争で大山巌の副官として金洲半島に上陸、参戦。大尉で凱旋の後、参謀本部に入り、陸軍大学の教官を兼ねた。
 日露戦争の際には、乃木大将に従って、旅順の203高地の激戦に参謀中佐として参戦。明治41年、大阪歩兵第37連隊長となり、少将に昇進。従2位勲3等功3級。
 退役後は、富国徴兵保険会社を創設し、実業界に入った。その間、多くの団体役員を兼ね、公共事業に尽力した。
 引首印は「光風霽月」、「凡夫」の下に、朱文の「後凋庵主人」、白文の「伊豆凡夫」の落款印が押されている。

推奨サイト
http://purunus.main.jp/dnum/2168
http://blog.goo.ne.jp/luckyhillson/e/266ccec76f426a9692f99ccaf5d12fb4
http://plaza.rakuten.co.jp/tutagatake/diary/200705180000/


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