岩溪 裳川 いわたに しょうせん
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異苔 相い契りて 同岑(=みね)有り 道友 論交して 雨 旧今 我に詞聯を贈る 双 白璧(=白いドーナツ型の平らな玉) 君に謝す 情は万黄金に勝る 芳草を憐れむを看る 詩中の夢 坐して濶ヤを賞す 老後の心 堕地 春風 年八十 孤桐焦尾 知音を感ず 八秩(=八十)自述作 |
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137.2p×68.2p |
嘉永5年(1852)生〜昭和18年(1943)3月歿 制作年 昭和6(1931)年 80歳 |
但馬(兵庫県福知山)の人。儒者岩垣月洲の門人であった岩渓達堂の子。名は普、字を士譲、別号を半風痩仙と号す。 幼時、父に素読を学ぶ。明治6年上京、森春涛の門に入る。本田種竹・森槐南と親交があり、晩年、国分青高ニともに詩壇の双璧と称された。 春涛没後、關澤霞庵の”夢草吟社”に出入し詩人としての地歩を確実にした。 槐南没後は国分青崖と並んで詩壇の大御所であった。資性恬澹にして超脱、気骨ありといわれる。杜甫・白楽天を宗とした。二松学舎の教授、芸文社の顧問を兼ねた。弟子に土屋竹雨がいる。 著に『裳川自選稿』5冊などがある。 「山陰老書生裳川晉」の下に、白文の「岩溪晉印」、朱文の「裳川」の落款印が押されている。 推奨サイト http://www.ccv.ne.jp/home/tohou/sen30.htm http://www.marute.co.jp/~hiroaki/kansi_syuu/sakusya-04.htm#-09 http://www.daito.ac.jp/~oukodou/gallery/pic-1598.html http://ameblo.jp/k2600nen/entry-10182100139.html http://homepage1.nifty.com/yasuki-a/Part2-kiyama.htm http://www4.airnet.ne.jp/soutai/01_soutai/04-3_tu/04-2_ti/tutiya_tikuu/tutiya_tikuu.html |