原田 棟一郎 はらだ とういちろう
   

松柏號天風磴登
千年遺恨至今稱
微臣拜跪唯呑涙
落日落花先帝陵
松柏 天に号して 風磴(=石の橋)登る
千年の遺恨 今に至るも称える
微臣 拜跪して 唯だ涙を呑む
落日落花 先帝の陵
32.3p×133.1p

明治13年(1880)3月生〜昭和19年(1944)5月14日歿
 大阪出身のジャーナリスト。名は棟一郎、号を夢龕・独来処などと称し、高橋健三の教えをうける。明治32年大阪朝日新聞社にはいり,上海・ニューヨーク両特派員,編集主幹などをつとめ,昭和12年常務となる。17年神戸新聞社長。日本中学卒。著作に『紐育(ニユーヨーク)』『米国新聞史論』(1934年)などがある
 「夢龕詩書」の下に、陰刻「原田棟一郎」と陽刻「夢龕」の落款が押されている。

推奨サイト
http://kotobank.jp/word/%E5%8E%9F%E7%94%B0%E6%A3%9F%E4%B8%80%E9%83%8E
http://www.ic.daito.ac.jp/~oukodou/gallery/pic-1964.html


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