原田 鳴石 はらだ めいせき
   

新暁田家雪
一望無焦塵
堪欣安泰兆
正是擧杯春
恭賦 勅題田家雪
新暁 田家の雪
一望 塵を焦がす無し
欣に堪える 安泰の兆し
正に是れ 杯わ挙げる春
恭賦 勅題田家雪
138p×34p

 本名は元、字は長卿、鳴石と号す。丹羽海鶴門下の書家。著書に『菘翁書後赤壁賦』原田鳴石臨がある。
 引首印は白文の「長卿」、朱文の「鳴石」の下駄判が押されている。「鳴石迂人元」の下に、白文の「原田元印」、朱文の「鳴石」の落款印が押されている。


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