鈴木 梅渓 すずき ばいけい
   

人気なき巖頭(いわず)に立ちて絵かきたる
まぼろしのこと鵜のむれあそぶ
石井大明大人 歌集『光の中の歌』より
43.3p×25p

  明治20年(1887)生〜昭和48年(1973)歿 
 書家。日展参与。明治20年千葉県に生まれる。本名は董、梅渓と号す。古筆の鑑賞を田中親美に学ぶ。20世紀に輝いた日本書道の巨匠106人の一人。日展・東方書道院・書道同文会等で活躍。東京学芸大学講師、富士見高校校長を勤めた。
 私は学生時代に梅渓先生のお宅を訪ね、古筆を拝見する機会を得ました。写真はその時のものです。
 署名はなく、朱文の「董」の落款印が押されている。


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