赤松 寸雲 あかまつ すんうん
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折戟(=矛)を折り沙を沈め 鉄未だ銷(と)けず 自から将に磨木洗い 前朝を認める 東風与えず 周郎の便 銅雀春深く 二喬を鎖(とざ)す |
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周郎=孫権に仕えた呉の武将で、赤壁で魏の曹操の大群を破った。 銅雀=銅雀台。曹操が築いた展望台。 |
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136p×29.1p |
文化14年(1817)生〜明治12年(1879)歿 |
美作の人。名は元、字は季吉、号を寸雲と称した。初め津山藩儒 稲垣雪洞に従学し、江戸に出て古賀侗庵や塩谷宕陰らに学び、後に津山藩藩校の文学教授となった。その門下に平沼騏一郎がいる。著書に『皇国年号』(高木正謙編 赤松元書)がある。 「寸雲」の下に、白文の「赤松元印」、朱文の「赤松季吉」の落款印が押されている。 推奨サイト http://www.daito.ac.jp/~oukodou/gallery/pic-405.html http://members.jcom.home.ne.jp/2131535101/datekunitaka.html |