高田 竹山 たかだ ちくざん
   

論語君子泰不驕
其々泰々哉々 
127.5p×29p
『論語』「子路第十三」に
子曰「君子泰而不驕、小人驕而不泰。」とある。
「子曰く、君子は泰にして驕らず。小人は驕りて泰ならず。」
読み方「し いわく、くんしは たいに して おごらず。しょうじんは おごりて たい ならず。」
(意味)孔子がいうには、君子は心が落ち着いてゆったりしており高ぶってわがままな行いをすることはない。小人は欲のままに動いて心が落ち着くことはない。→ 欲望のままに動くと心は落ち着かなくなる。目的→目標→実践項目→反省、というサイクルをきちんきちんとやることだ。これは、欲望のままに動くこととは似て非なるものである。心はゆったり保とう。

文久元年5月9日(新暦 1861年6月16日)生〜昭和21年(1946)10月24日歿
制作年  昭和5年(1930) 70歳
 漢学研究家。名は忠周、字は士信、竹山・未央學人と号した。明治2年(1869)高齋単山の門に入って書を学び、村田直景・島崎醉山・植村蘆洲に漢学などの指導を受けた。設文六書の学を研究し、三代より秦・漢に至る古文字の読法及び書写法を独修する。帝国学士院賞受賞。著書は『篆隷帖及研究』『朝陽字鑑精萃』など多数あり、『五體字典』を監修し題字を書いたことから「竹山の五體字典」と呼ばれ、書道の世界では、広辞苑以上にポピュラーな存在となっている。
 「竹山逸人忠周書寄時年七十」の下に、白文の「忠周」、同じく白文の「字士信」の落款印が押されている。

推奨サイト
http://www.shibunkaku.co.jp/biography/search_biography_aiu.php?key=x&s=1320
http://www.atc.ne.jp/seikindo/html/gotaijirui.htm


参考文献一覧      HOME