篠崎 小竹 しのざき しょうちく
   

携竿浮小海
停臚看青山
細浪纔生處
斜暉未波間
漁人歌且和
勝地往而還
何事鷗驚起
秋潮上遠湾
泛舟
竿を携え 小海に浮かべ
臚を停め 青山を看る
細浪纔生處
斜暉未波間
漁人歌且和
勝地往而還
何事鷗驚起
秋潮上遠湾
舟を泛べて
130p×42.7p

天明元年4月14日(新暦1781年5月7日)生〜嘉永4年(1851)歿
 名は弼、字は承弼、通称は長左衛門、幼名は金吾。畏堂・小竹・南豊・退庵・些翁など号した。篠崎三島(古文辞学派)に学び、養子となる。江戸に遊学して、尾藤二洲・古賀精里らに学んで朱子学に転じた。
 詩文はたくまずして妙を得、とくに書は流麗雅健な一流をあみ出し、時好に投じて天下を風靡した。書の揮毫を求められることはもっとも多く、潤筆料の点で世の批判を受けたほどである。生活はおのずから豊かで、書画の蔵儲にも富み、交際の範囲も広かった。東西より往来する学者文人の訪れるものが多く、なかでも、京都の頼山陽とは親交を結んだ。山陽なきあとは、まったく関西文苑の中心的人物となった。男子なく門人加藤訥堂を養子とした。
 「篠弼書」の下に、白文回文の「篠弼之印」、同じく白文の「篠氏承弼」の落款印が押されている。

推奨サイト
http://wp1.fuchu.jp/~sei-dou/jinmeiroku/shinozaki-shoutiku/sinozaki-shoutiku.htm
http://www.cwo.zaq.ne.jp/oshio-revolt-m/kizaki2.htm
http://www.library.pref.osaka.jp/lib/zempon/zem85.html
http://www.kangin.or.jp/what_kanshi/kanshi_A09_2.html
http://www.daito.ac.jp/~oukodou/gallery/pic-935.html
http://210.167.252.45/nakato/daitenji/genbu/g_59.html
http://www.road.osaka-city.or.jp/orc/rekishi/nakaturu/p37.htm


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