塩谷 温 しおのや おん
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三年蛍雪 斯文を学ぶ 温故知新 広く見聞す 衣錦 郷に還りて 歓び曷(かつ)極む 家山春色 君を笑って迎える |
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135p×32p |
明治11年(1878)生〜昭和37年(1962)歿 |
東京に漢学を家学とする名門に生まれる。塩谷宕陰(世弘)の弟塩谷誠(簣山)の孫で、塩谷時敏(青山)の子。号は節山。 明治35年、東京帝大漢学科卒業。大正9年、東京帝大教授となり、中国およびドイツに留学した。13年(1938)、停年退官、同大名誉教授となる。 中国の俗語文学『全相平話』『三言二拍』の発見が知られる。中国近世の小説・戯曲の研究、紹介に先鞭をつけ、また詩文を善くして朗吟に長じた。 著書に『支那文学概論講話』『国訳元曲選』『作詩便覧』『新字鑑』『唐詩三百首新釈』『漢文講座』『朗吟詩選』『詩経講話』『興国詩選』『王道は東より』などがある。 「節山」の下に、白文の「塩谷温印」、朱文の「士健」の落款印が押されている。 推奨サイト http://www.l.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/labo_detail.cgi?id=16 http://homepage1.nifty.com/B-semi/library/koiku/26siotani.htm |