長 三洲 ちょう さんしゅう
   

烟光雨後夕陽紅
時有歸禽破晩虹
歩到狐仙祠畔路
胡枝花亂野田風
秋景絶句
烟光の雨後 夕陽紅なり
時に禽(=禽獣)帰る有り 晩虹を破る
歩は狐仙に到る 祠畔の路
胡ぞ枝 花乱れる 野田の風
   
134p×30p

天保4年9月23日(新暦 1833年11月4日)生〜明冶28年(1895)3月13日歿
 勤王家。広瀬淡窓の門人。名は炗(ひかる)、字は世章、号を三洲・蝶生・韻華・秋史・紅雪などと号す。詩・書・画ともに絶妙の域に達し、とくに書名はもっとも高かった。その書は二王と顔真卿・蘇東坡を尊び、力強くきちんと整い、しかも堂々として重厚な書風と称される。
 引首印は白文の「東西南北」、「三洲長莢」の下に、朱文の「日田長莢」、白文の「淮有三洲」の落款印が押されている。

推奨サイト
http://www6.plala.or.jp/guti/cemetery/PERSON/T/chou_s.html
http://iris.hita.net/~city/his/cyo3syu.htm
http://fine-vn.com/cat_34/ent_28.html


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