錢泳は、成親王の依頼で臨摸鐫刻した『詒晋斎法帖』『詒晋斎書』『詒晋斎巾箱帖』『詒晋斎法書』で、一躍名を高めた。依頼によって臨摸鐫刻したものは八種、銭自身か臨摸鐫刻したものは九種ある。その九種には、歴代の名品をあつめて集帖としたものが4品、一人の名家をあつめて専帖としたものが2品、書体ごとに集めたものに『攀雲閣臨漢碑』(漢隷)・『縮本唐碑』(唐楷)・『学古斎帖』(篆書・隷書・楷書・草書)の3品がある。
『攀雲閣臨漢碑』の51種の隷書碑は、全文ではないが、文字を一点一画にいたるまで明瞭にし、拓本ではまったく壊れている文字が復元され、評価されるべき功績とされている。
しかし、錢の独特の解釈により、本来の趣を著しく失っている。私は『攀雲閣臨漢碑』を『漢碑大観』として上海求古斎が復印したものを入手し、いかに原拓と異なるかを臨書してみました。
魯相史晨饗孔廟後碑(史晨後碑)
竹邑侯相張壽碑
衛尉卿衡方碑
魯相史晨奏祀孔子廟碑(史晨前碑)
北海淳于長夏承碑
武都太守李翕西狭頌
博陵太守孔彪碑
析里橋郙閣頌
成陽靈臺碑
司隷校尉楊淮碑
司隷校尉忠惠父魯峻碑