春秋 -2

BC770年〜BC476年

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蔡侯申方壺
1955年安徽省寿県蔡侯墓出土
高さ79.8p
口の長さ18.5p 口の幅18.3p

 この壺の首の内側に6字の銘文があり、蔡侯申の作ったものです。
 蔡侯申とは、蔡昭侯です。


欒書缶
高さ48.8p 口径16.5p

 この缶は欒書の子孫が先祖を祭るために作ったものですが、長年来習慣的に欒書缶と称されています。



赤銅の鳥獣紋を嵌め渾た銅壺 
1923年山西省渾源県季峪村出土
高さ32p

王子嬰次炉 
1923年河南省新鄭県李家楼出土
高さ11.3p
 春秋末年、いまの渾源一帯は北部の民族の樹立した国に属していました。代国は戦国初期、趙に滅ぼされました。  炉の内壁に王子嬰次の炉であるという意味の7字の銘文があります。研究によると、嬰次は呉王の子である可能性があるといいます。



空首布 
1956年山西省侯馬市出土
 肩をいからせた、足の尖った空首布はわりに大きく、一般のものは高さが13〜15p、一つの重さは34〜44gです。これはいままで考古発掘された中国の最も古い金属貨幣です。

☆は『中国通史陳列』より転載

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