呉子深 ご・しえん

光緒20年(1894)生〜民国61年(1972)歿
製作年  1925年(32歳)
 江蘇省蘇州呉県の人。原名は華源、字は子深、後に字をもって行う。光緒帝の御医で、宮中所蔵の歴代名家真跡を見飽きるほど目にしたという。そのためか、宋・元の古画の収集に富む。江蘇美術学校董事長を勤めた。
 書・画・詩を工にした。画は明清呉派の法を継承して、呉侍秋・呉湖帆・馮超然とともに「三呉一馮」の雅誉を受けた。書は、始め顔真卿を学んで骨力を養い、後、米芾・董其昌を学んで厚潤秀発である。また、詩文も精逸だった。


参考文献一覧      HOME