趙時棡

同治13年(1874)生〜民国34年(1945)歿
製作年  不明
 字は紉萇、叔孺と号した。浙江省鄞県の人。書画に工で、篆刻は浙派より入り、中年以後は完白・趙之謙を宗とした。古小鉨と宋元円朱文を刻しては独到の処ありと評された。流整清逸の趣があり、二弩精舎から高弟が輩出し、陶壽伯はその一人である。
 鑑別に長じ、三代の彝器五十余件を蔵した。著に『二弩精舎印譜』がある。


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