蒲華 ほ・か

道光14年(1834)生〜宣統3年(1911)歿
製作年  1881年(48歳)
 原名は成、字を竹英・作英という。浙江省秀水の出身で、上海に僑居した。詩を好み鵞湖詩社を結成して呉昌石や徐青周らと交友した。書画に工で、画竹は蘇東彼を法とし、花卉は青藤・白陽の間に位するといわれた。
 書は草書に秀れ、自ら、呂洞賓・白玉蟾の筆意を倣うといい、筆勢は天馬の空を行くが如く奔放で、並ぶ者なしと称せられた。
 生来古琴玩硯を好んで収蔵に富み、居を九琴十硯齋といった。かって訪日したことがあり、我が国の文人との交遊の記念のものも残されている。


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