明 王陽明 五言古詩
台湾 国立故宮博物院製
紙本 軸 縦88cm 横32.7㎝
| 予妻之姪諸陞伯生將遊嶽麓爰訪舅氏酌別江滸寄懐 於言。 風吹大江秋 行子適萬里 萬里豈不遙 眷言懷舅氏 朝登嶽 麓雲 暮宿湘江水 湘水秋易寒 嶽雲夜多雨 遠客雖有依 異郷 非久止 歳晏山陰雪 歸橈正遲爾。 正徳甲戌十月初三日陽明居士伯安書于金陵之靜觀亭 至長 沙見道巌 遂出此致意也。 |
王陽明 (1472～1528) 明の学者･政治家。名は守仁、字は伯安､陽明は号。諡は文成。余姚(浙江省)の人。代々高級官吏で学者の家柄。寧王宸濠の乱を平定し､世宗のとき､両広総督となる。
学者としては朱熹の理気二元論に反対し､気一元論･心即理･知行合一･致良知を説き､陽明学の祖となった。『伝習録』など『王文成公全書』に収録。