龍鈎和田黄玉置物

W11.0p×D2.7p×H8.0p

和田玉(ほーたんぎょく)とは、中国新疆ウィグル自治区のホータン地区(和田地区)で、採取されるヒスイ。
 軟玉(ネフライト)だが、軟玉の中では比較的硬い。「中国四大玉石」の中でも最高の玉とされ、中国の「国石」とされている。中国四大宝石とは和田玉のほかに、独山玉(河南省)、岫岩玉(遼寧省)、緑松石(湖北省)である。
 和田玉の代表的なものは、白色の羊脂玉があるが、ほかに白玉、黄玉、碧玉、墨玉など様々な種類がある。
 黄玉とは、白玉と同じ所から採れ、黄玉や赤もある。中原部の黄玉と区別する為、彩玉とも呼ばれる。硬度は6.5〜7程あり、艶は翡翠に負けない綺麗な照りをしている。
 武帝 (漢)の使者である張騫が発見し献上したとされている。
 『大唐西域記』には「毛織を算出し、糸を紡ぐ。白玉や墨玉を産出する。音楽を尊び、歌劇を愛す。礼節あり、規律ある。文字はインドに似て非なる。王は、毘沙門天の後裔という」と記されており、玄奘三蔵も帰途、ここへ立ち寄ったとされる。
 2008年の北京オリンピックにおいて、オリンピックメダルに金と和田玉が採用されたといわれていたが、実際には埋蔵量の豊富な崑崙玉が採用された。

「龍」は「鳳凰」・「麒麟」・「亀」と共に想像上の霊獣で「四霊」と呼ばれ、「龍」がその長とされる。
 「富貴吉祥」を象徴することから、財を招いて富貴を呼び込む力、邪気を払う力を持つという。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%8C%E7%94%B0%E7%8E%89
http://abc0120.net/class/0004.html


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