(真物)「千唐誌斎」瓦当文

面径11p ・ W18p×H9.5p

 千唐誌齋は、国民党の張伯英が建てた園林の一部です。。ここには西晋・北魏以来の墓誌1400余件が、壁・柱にはめ込まれています。そのため千唐誌齋と呼ばれます。ここを訪れたとき、たまたま屋根瓦の葺き替え工事中でした。職人にお願いしたところ、割れていない綺麗な瓦当のセットを頂きました。

 屋根を葺く軒丸瓦の先端の円形または半円形の部分を瓦当といい、そこに施された文字を瓦当文という。また文字だけでなく、動物や樹木の文様のものもある。
 その書は篆書をもとにしたもので、吉祥文字が多く見られ、 円または半円の外形に合わせて文字を巧みに造形しており、印の文字とはまた違った面白さがある。



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