塩田 随齋 しおだ ずいさい
   

      讀
 小竹詞宗舊稿 有頼山陽
 唱和之詩 愴然感傷 因
 歩其韻却寄


丹醸真勝瀣漿相知真
味有山陽鳳城花事共
拚醉鳬水柳陰同占涼
蘭質寳S先値厄杜詩
韓筆鎮留香憑誰説舊
唯君在寫取新愁付
客装
   読
  小竹詞宗(=詩人の敬称)の旧稿に 頼山陽との
  唱和
(=詩歌を互いに贈答しあう)の詩あり 愴然感傷 因って歩む
  其の韻却
(=句の終わりに使う韻)に寄す
丹醸 真に勝さる 瀣(=露気)の漿(=液)
相知る 真の味 山陽に有り
鳳城(=都)の花事(=花見) 共に拚(=手を打ち)酔う
鳬(=のがも)の水 柳陰 同じく涼を占す
蘭質 寳S 先ず厄に値す
杜詩 韓筆 香を留めて鎮める
憑って誰に旧を説く 唯だ君在リ
新愁を写し取って 客装に付す
25.8p×31.0p

寛政10年9月22日(新暦 1798年10月31日)生〜弘化2年2月27日(新暦 1845年4月3日)歿
 伊勢(三重県)津の藩士。名は華、字は士蕚、通称は又之丞、別号は巨瓢子。
 古賀精里に学び、藩校有造館の講官、のち江戸藩邸の講官となる。
 詩を好み、猪飼敬所・頼山陽らと交わる。のち江戸の谷中に「止至善塾」を開く。
 歿後に『随斎詩鈔』が刊行された。
 「塩田華頓具草」の左に、白文の「田華」、朱文の「一字随齋」の落款印が押されている。

推奨サイト
http://kotobank.jp/word/%E5%A1%A9%E7%94%B0%E9%9A%8F%E6%96%8E
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/search.php?cndbn=%89%96%93c+%90%8F%8D%D6


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