宮小路 浩潮
   

茶罷焚香坐
林風秋滿庭
夕陽紅葉外
有鹿獨聴經
茶罷りて 香を焚いて坐す
林風 秋 庭に満つ
夕陽 紅葉の外
鹿有りて 独り経を聴く
36.8p×36.4p

生没年不明
制作年  明治22年(1869)
 宮小路浩潮は筑前の人で、名は康文、号を浩潮、古梅陳人と称し、嘉永年間(1848〜1852)に比叡山で天台の学を修め、権大僧正となって帰郷し、太宰府で菅公廟の祭酒となり、大阿闍梨・大和尚に進んだが、後に還俗した。
 幼少より晋唐以来の諸名家や我が国の名筆を学び、特に空海の書法を究めた名筆家として知られた書家で、平安遷都1100年記念祭には特に下命に因って、平安神宮応天門の扁額を揮毫している。また明治23年国会開設に際し、貴族院議長伊藤博文並びに金子堅太郎氏依嘱により、貴族両院門標に「貴族院」「衆議院」と揮筆した。明治28年に建碑された富岡神社の横綱力士碑の揮毫も行っている。
 引首印は白文の「師古」、「浩潮居士」の下に白文の「浩潮」、朱文の「漫々子」の落款印が押されている。

推奨サイト
http://www.daito.ac.jp/~oukodou/gallery/pic-958.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%AA%E7%B6%B1%E5%8A%9B%E5%A3%AB%E7%A2%91


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