小永井 小舟 こながい しょうしゅう
   

暗壁歛鐙光
月輝放窗明
深夜如深壑
万竅寂無聲
梅影時揺曳
窓隙引妙香
暗壁 鐙(=灯)光を歛(=願)
月輝き 窗を放して明るし
深夜 深壑(=谷)の如く
万竅(=谷) 寂しく声無し
梅影 時に揺曳(=ゆらゆらと翻り飛ぶ)
窓隙 妙香を引く
138p×54p

文政12年(1829)生〜明治21(1888)年12月10日歿
 江戸後期〜明治の儒者。下総の人で、本姓は平野氏、幕臣小永井家の女を娶って小永井姓を名乗り、名は岳、字は君山、号を小舟と称した。後に江戸に出て、野田笛甫、羽倉簡堂に師事して儒学を学ぶ。万延元年には遣米使節の公用方として咸臨丸で渡米し、帰朝後は調役などを歴任した。詩文に長じた儒者で、維新後は浅草に家塾濠西精舎を開いた。
 「小舟漁僊田岳」の下に、白文の「君山氏岳」、朱文の「無呆菴主」の落款印が押されている。

推奨サイト
http://www.daito.ac.jp/~oukodou/gallery/pic-711.html
http://www006.upp.so-net.ne.jp/e_meijiishin/jinbutsu/konagaishoushuu/konagaishoushuu.htm


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