小林 卓斎 こばやし たくさい
   

義旗一擧掃妖祲
天日高明照赤門
末路空向越山去
回頭叡嶽暮雲深
義旗(=正義のためにあげる旗じるし)一挙 妖祲(=妖しい災いを引き起こす気)を掃う
天日(=太陽)高明(=高く明らか)に 赤門を照らす
末路空向 越山へ去る
頭を回る叡嶽(=比叡山) 暮雲深し
135.8p×30.8p

天保2年(1831)生〜大正5年(1916)4月歿
 漢学者・書家。京都の人。名は發、字は公秀、通称は卓蔵・熊次郎といい、卓齋・卓翁・大観・壽菴などと号した。華族山科家の家臣・旧滝口宮人小林佐兵衛の次男。高倉竹屋町南に居し、18歳のときはじめて貫名海屋について書法を学び、流麗な書風を以て斯界に重んぜられた。また、漢詩・篆刻も能くし、鑑定に精通していた。明治年間、京都書壇に覇を称えた。(参考文献 『書道全集』平凡社)
 「卓齋學人録詠古詩」の下に、白文の「小林卓蔵印」、白文の「運用之妙」の落款印が押されている。

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