川上 泊堂 かわかみ はくどう
   

群動已牧秋夜長
閑眠達曉益清涼
紫騎髯拂今無用
只有除蟲一炷良
秋夜漫吟
群動いて已に牧にして 秋夜長し
閑眠 暁に達して 清涼を益す
紫騎 髯を払う 今は無用
只有り除虫 一炷良し
  
【紫髯】西方の異民族の赤黒いひげ。
【炷】線香などを数える数詞に添える語
131p×26.8p

嘉永元年12月25日(新暦 1849年1月15日)生〜不詳
 名は愿、字は次恭、泊堂・平心庵と号し、その居を静修亭と言った。初め、府下豊能郡小曽根村に居を構えたが、明治維新後、大阪に転居し、書を以て生業とした。
 最初、呉北渚に就いて書道を学び、のち落合雙石・村田海石に就き、傍ら経書・詩文を高木翠風に受けた。同窓に岡玄卿・森琴石がいる。
一方、豊前中津の藩士 奥平嘉一郎・河田里鳳齋等に就き、剣道一刀流の奥義を究めた。
 著書は『小学纂註校本増訂版』『確証文例』『漢語手紙の文言』『古文孝経』『小学必携生徒学初』『はがき往復日用女の文』『表書字筧』『普通日用女用文』『開化商法万字文』など、多数ある。
 「泊堂老至人愿」の下に、白文の「川上愿印」、朱文の「次恭」の落款印が押されている。

推奨サイト
http://www.azumanet.co.jp/test/morikinseki/kankei/gayuu_ka.htm#kawakami


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