小山 霞外 おやま かがい
   

堆蓬皆是畫
移擢總堪詩

甲寅嘉平月
堆蓬 皆是れ画
移擢 総じて詩に堪える

甲寅(=安政元年)嘉平月(=12月)
134.3p×29.2p

天明5年(1785)生〜元治元年10月4日(新暦 1864年11月3日)歿
制作年 安政元年(1854) 70歳
 本名は朝孺、字は幼公・大マ、通称は周徴、霞外と号し、また、霞翁、霞隠、霞老とも称した。下野 (栃木県)の星氏の出身で、下総古河 (茨城県)の小山家の養子となった。
 儒学を水戸の立原翠軒に学び、書は市川泰見に受け、古今東西の名蹟を習って有名な書家となった。また、漢詩や和歌、絵や謡曲二も長じ、茶道にも通じ、美術骨董の鑑定に優れている。
 江戸の著名な書家で、広く古今和漢の墨蹟を精妙に臨模し、伝統書法を継承しつつも一家に偏らない自在な唐様の書風を確立した。幕末三筆の一人、巻菱湖は霞外の臨書を評して、「空海以後一人なり」と絶賛している。常陸水戸藩主徳川斉昭もその書を愛蔵したという。
 一方、尊王思想をいだき、水戸の藤田東湖や宇都宮の大橋訥庵とも交友があり、弟子に文人画家高久靄外がいる。
 その門人は古河・江戸において数千人に及んだといい、彼らによって亀戸天神境内に顕彰碑が建立されている。なお、長男の梧岡・孫の遜堂も書家として活躍した。
 「霞外老人」の下に、白文の「山孺?印」、朱文の「吾??生乙巳年」の落款印が押されている。

推奨サイト
http://www.daito.ac.jp/~oukodou/gallery/pic-968.html
http://www.city.oyama.tochigi.jp/cgi-bin/odb-get.exe/171201P7.pdf?wit_oid=icityv2::Content::3701&wit_ctype=application/pdf&wit_jasminecharset=SHIFTJIS
http://kotobank.jp/word/%E5%B0%8F%E5%B1%B1%E9%9C%9E%E5%A4%96
http://www.bunkajoho.pref.ibaraki.jp/senjin/index.php?Detail=true&no=67
http://www.city.ibaraki-koga.lg.jp/rekihaku/tenjiannai/josetu/koganobunjin.htm
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/search.php?cndbn=%8f%ac%8e%52+%89%e0%8a%4f


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