入江 九一 いりえ くいち
   

時の来て 都の
春の老○○
素き人戀し
あけわ○ちち
21.0p×17.8p

天保8年4月5日(新暦 1837年5月9日)生〜元治元年7月19日(新暦 1864年8月20日)歿
 長州(萩)藩の尊王攘夷運動の志士で、萩藩無給通士・奇兵隊参謀。
 名は弘毅または弘致、幼名は万吉、字は子遠、通称は萬吉、喜一、九一、後に杉蔵、さらに改めて九一と称した。一時の変名は出原萬吉郎・河島小太郎、雅は松白。萩土原の長州藩足軽 入江嘉伝次の長男。和作(野村靖)はその弟。
 13歳の頃より藩の下役に就く。安政3年7月24日に父が死去、家計を助ける為に翌年3月江戸藩邸に勤務。
 安政4年9月、中谷正亮から杉蔵についての情報を得ていた松陰は、吉田栄太郎(稔麿)を介して来塾を勧誘した。しかし、この時は公務で江戸に居たため入門できず、翌年7月初旬から吉田松陰に学んだ。松陰から高く評価され、高杉晋作・久坂玄瑞・吉田稔麿と共に『松門四天王』に数えられた。
 同年の安政5年(1858)、師匠の松陰が幕府の無勅許による日米修好通商条約締結に激怒し倒幕を表明して老中の間部詮勝暗殺計画を企んだ。このとき高杉と久坂、吉田らは猛反対したが九一だけは賛成し計画に加わった。このとき、松陰から「久坂君たちは優秀だが、度胸が無い。しかし君だけは国のために死ねる男児である」と高く評価されている。そのため、松陰が井伊直弼による安政の大獄で処刑された後も師匠の遺志を受け継いで間部暗殺計画を実行に移そうとした。しかし、幕府に察知され、安政6年2月、弟 和作の脱藩行に連座して投獄された。
 松陰の刑死後は久坂玄瑞主宰の村塾の中心メンバーだったらしい。文久元年2月、藩命で常陸へ。水戸藩内の動向を探る為、乞食に身をやつして情報収集に努めた。
 文久2年4月、久坂の兵庫出張と前後して上洛。翌年1月、身分が士雇に挙げられ、姓の公称を許された。同年6月、高杉晋作による奇兵隊創設にも協力し、奇兵隊の参謀となった。元治元年(1864)夏頃まで京坂地方に潜伏して情報収集に当たっていたが、7月19日に勃発した京都禁門の変に上京藩士の幹部として活動、鷹司邸内で戦い、飛弾により重傷を負い、切腹した。享年28歳。
 志士としてのその後の活動が期待されていたが、志半ばで無念の死を遂げた志士として、上善寺に手厚く葬られた。木戸孝允・大村益次郎たちによって長州藩内の桜山招魂場(現在の桜山神社、下関市上新地町)・朝日山招魂場(現在の朝日山護国神社、山口市秋穂二島)、京都霊山護国神社、東京招魂社(後の靖国神社)に護国の英霊として祀られている。明治24年正四位を贈られた。
 著に『伝言録』『入江子遠遺稿』がある。

推奨サイト
http://kotobank.jp/word/%E5%85%A5%E6%B1%9F%E4%B9%9D%E4%B8%80
http://www.mskj.or.jp/seminar/gaiyou/20061107_irie.html
http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/ishin/shouin/doc/jinbutsu_j/jin26.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A5%E6%B1%9F%E4%B9%9D%E4%B8%80
http://www.geocities.jp/ontheway18391840/iriekuiti01.htm
http://www.fan.hi-ho.ne.jp/gary/irie.htm
http://www5b.biglobe.ne.jp/~tjk/shiseki/ji/irie/index.htm
http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/ishin/jinmei/Irie.html
http://blogs.yahoo.co.jp/sengokuhome50/23318147.html
http://www.oidemase.or.jp/db/a/detail.php?id_num=35204aa0000005623&p=26
http://blog.livedoor.jp/akichan10314002/archives/51471076.html
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http://www21.big.or.jp/~kirin/jinbutu/a/kuiti.html
http://minkara.carview.co.jp/userid/157690/spot/212181/


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