伊藤 東涯 いとうとうがい
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兵部卿宮に応じ 曖(=薄暗い)を教える初春の鴬 瑞靄(=めでたいもや)氤氳(=天地の気が盛んなさま) 斗城(=小さな城)に映ず 王 蔵する 茅宅(=茅葺の家) 昇平(=平和でよく治まっている世の中)に属す 東風(こちかぜ)高ノ吹いて 城柳に満ち 便り有り黄鸝(=高麗鴬) 夢上の声 |
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兵部卿宮=物語に登場する、本名のわからない架空の皇子の 便宜上の名称。代表的な例として、『源氏物語』に登場する親王が3人いる。 先帝の皇子 、藤壺中宮の兄。紫の上の父。 | ||
17.8p×27.2p |
寛文10年(1670)生〜元文元年(1736)歿 |
江戸時代中期の儒学者。伊藤仁斎の子で、古義堂の2代目。名は長胤、字は原蔵・源蔵・元蔵。 「東香vの下に白文の「長胤之印」、朱文の「元蔵」の落款印が押されている。 箱の裏に「大日本選書奨励会」とある。この会は旧尾張藩士で昭憲皇太后付の書家の山脇弘道が主宰した会で、毎月書に関する研究誌を発行していた。現在、国会図書館に収蔵されている。 推奨サイト http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E6%9D%B1%E6%B6%AF http://www.geocities.jp/goromaru134/goromaru/tokai07.html http://www.norinagakinenkan.com/norinaga/kaisetsu/ito_tougai.html http://www.kagiya-1600.com/story/zz_tougai2.htm |