角田 東水 つのだ とうすい
   

孤亭影在亂花中。
悵望無人此醉同。
聽畫暮鐘樽獨坐。
水邊襟袖起春風。
己卯夏日偶作
孤亭影在り 乱花の中。
悵望(うらめしめに眺める)するも人無く 此れ酔いに同じ。
聴畫暮鐘 樽に独坐す。
水辺襟袖 春風起きる。
己卯(1819年?)夏日偶作  
48.2p×30.5p

詳細不詳
 東水の養子となった角田九華は岡藩儒臣で、中井竹山に学んでいる。竹山は荻生徂徠の学説を否定し、朱子学を基本として諸説を折衷する程朱学派。九華は由学館教授を務めた。
 このことから推測すると、東水も程朱学派の学者で、書はこの作品からも見えるように、また九華の同門に貫名海屋がいることから、彼も王羲之を中心に学んだと思われる。
 また、「己卯夏日」とは、九華が1784年生であることから、1819年と推定される。
 「東水」の下に、「??山主」、朱文の「東水」の落款印が押されている。

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