安本 春湖 やすもと しゅんこ
   

高臥看青山 
塵已不驚幽霧
忘情消白日 
乾坤自有閑人
高臥(=のんびりと) 青山を看る 
塵 已に幽霧(=ぼんやりとした夢)に驚かず
忘情 白日(=輝く太陽)に消え 
乾坤 自ら閑人(ひまじん)有り
128.3p×27.1p

明治5年(1872)生〜昭和5年(1930)歿
 孝和・子温・伊三郎・知足庵主人などと号す。西川春洞に師事し、代々書を能くした。各体を能くし巧緻な風をもって名が顕れた。日本美術協会等の役員を勤める
 著書に『篆書体字典』『篆書小字典』がある。
 「春湖孝書」の下に、白文の「孝和印信」、朱文の「春湖」の落款印が押されている。


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