王壮為 おう・そうい

宣統元年(1909)生〜歿年調査中
 本名は沅禮、原籍は河北省易県で、台湾に居す。中華文化推行委員会委員、国立故宮博物院顧問、中国文化大学芸術研究所教授を勤める。数十年にわたり中国書学・印学を研究し、傍ら絵画・古器物・文具等に精通した。
 書は甲骨文・周秦漢金文・新出土の周秦漢墨跡・漢隷・北碑・二王の行草・唐の欧褚顔の楷書・宋の蘇朱・元明の趙文などあらゆる書体に秀でた。
 特に篆刻は当代右に出る者がないと賞された。弟子に薛平南がいる。
 著に『書法研究』『書法叢談』『書法講話』『玉照山房輯印及自製印選』『玉照山房印選』『王壮為書自作文三種』『石陣銕書室銕書朱墨印拓選存』などがある。


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