| 皇甫誕碑は、数ある欧書の中でも、もっとも華やいだ雰囲気を持っています。右上がりがとても強く、字形が引き締まっていて、筆画も非常に強くシャープです。これらの特徴には北魏の書を感じます。 文字の内部に力を凝縮させて、左右に伸ばした画によって外部に空間をとり、その微妙に巧みな均衡感覚によって、ゆったりとしたスタイルに見せています。理知的に構築されていながら、風格の高さを感じます。 一字一字がやや右上がりで、縦長ですが、横画をかなり長めに書くことで、全体としてのバランスがよく保たれています。 起筆は露鋒が中心で、蔵鋒は例外的にしかみられません。また、中心を左にずらすこと(重畳法)で懐を締め、強い右上がりをコントロールしています。 文字の内部に力を凝縮させて、左右に延ばした画によって外部に空間を取り、その微妙で巧みな均衡感覚によって、ゆつたりと華やいだスタイルに見せています。 |
| 欧書の起筆はおおむね45°に打ち込んで、そのまま素直に収筆まで運んでいます。紙に書くというより、石に彫り込む感じで、筆を打ち込んでいます。 | ||
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45°の起筆 |
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軽い起筆 |
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逆入 |
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| 収筆部分で、次の3つのパターンがあります。 | ||
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軽く止める |
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鋭く切り込む |
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重くどっしり |
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反動をつけて押さえる |
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