結構法 (参考手本参照)
横画3
横画の右上がりは、対応する2点やれっか烈火にも適用されます。
25. 「為」 … 統制ある点画の方向
「為・采」などの上の3点は軽くして折り合いよく相対します。逆に恭などは下に広がるように折り合いよく作り、その延長線が1点に集まるようにします。
26. 「鳥」 … 抱懐に余裕を持つ
「鳥・馬・焉」などは、勾画のハネを大体その起筆に向かって跳ね、2点を外に、2点を内に、そして内側の2点はやや軽く書いてハネの内側に余裕を持ちます。
27. 「寒」 … 下部に幅を譲る
「寒・客・冠」などの文字のように、下部が広がって冠の下へ収めきれないような文字は、冠をやや小さめに作り、幅を下部に譲ります。
相譲相避
偏旁より成る字は、左偏が右旁を侵さないようにし、右旁も左偏に交錯しないようにします。
28. 「願」 … 偏と旁を対等に
「願・頼・輔」などのように、偏と旁との点画の配置や密度が、おおむね同じ時は、同じ高さに揃えて、偏と旁を対等に書きます。
29. 「績」 … 旁を大きく書く
「績・時・積」などは偏に対し旁が密で、かつ長くなる文字です。文字は大体二等分されるか三等分されるかです。これらの文字は、偏を1/3に、旁を2/3に書きます。
30. 「動」 … 旁を下げて書く
「動・初・幼」などは、旁をやや下げて書き、バランスをとります。 |