秦府18学士のメンバーは、
大行台司勣郎中の杜如晦 |
そして、閻立本に《18学士写真図》と称する一人一人の画像を描かせ、褚亮に姓名・表字・爵位・籍貫を書かせました。こうしたことから、当時の文人たちは、文学館に入った学士たちを「瀛州に登る」と呼びました。 瀛州とは、『史記』(130巻。漢の司馬遷(シバセン 前145〜前86)の著した歴史書。前91年成立。上代から漢の武帝の前122年までの史実を記した正史)の秦始皇28年条に、山東半島の沖の海の中に蓬莱・方丈・瀛州という3つの仙人の住む山があり、そこに不老長寿の妙薬がある、と書かれています。多分、仙人の山に登るような待遇を受けることを比喩して、こう言ったものと思われます。 |