唐太宗廟碑

 この碑は、醴泉県城の太宗廟内に、北宋の紹聖元年(1094)、游師雄が立てたものです。書者は孫崇望です。孫崇望は北宋の開宝年間(1969〜1976)に活躍した役人です。
 畢元は『中州金石誌』で「孫崇望の書は、宋時のいわゆる院体である」と述べています。その書は運筆が円熟して懐が広く気品に満ちており、何か宋時代が忍ばれる感があります。