法勤禅師銘記

 銘文によれば、雲門寺の僧・法勤禅師は、南陽白水の出身で、河東伊氏県の人です。北斉の太寧2年(562)1月5日、69歳で亡くなりました。
 銘文の書は、楷書に隷書を混ぜたような、右上がりの書です。漢の時代の隷書は右下がりなことから、このような右上がりの隷書は日本ではあまり好まれません。とはいえ、それにしても力不足なことは確かです。