趙子昂行書帖

 趙子昂が、蘇軾の詩「再和揚公濟梅華十絶」を行書で書したもので、長方形の石の両面に刻されています。しかし、9首目の途中で終わっています。どうやら、もう1石あるようです。
 また、自分の収蔵する《再和揚公濟梅華十絶》の拓本と比較すると、髪の毛1本ほどの細い線が刻されていません。起筆の部分や終筆の部分など、微妙に異なります。全体的にも線に力がなく、複刻のように感じます。